スポーツひろばアクト
【スポーツひろばアクト】成功体験を通じて自己肯定感を高め、子どもたちの将来の選択肢を増やすことを目指して。
スポーツひろばアクトの目的
たくさんの成功体験を通じて自己肯定感を育み、誰かのために頑張るエンジンを育みます。
スポーツひろばアクトでは、障がいのあるお子さん一人ひとりが、自信に満ち溢れて楽しく過ごしてもらえることを目的としています。そのために様々な活動を通して、子どもたちが「できた」「楽しい」という成功体験を積み上げ、たくさんの人と関わる中で、褒められたり一緒に喜んだりする心を育めるよう取り組んでいます。 更に、将来子どもたちが大人になった時に、就労したり、自立して一人暮らしをしたりと、地域で活躍できる選択肢が増やせることを願っています。
スポーツひろばアクトとは?
遊びの中でコミュニケーション能力を身に着け、集団活動の大切さや喜びを知ってもらうとともに、健やかな心を育みます。
スポーツひろばアクトは、障がいをおもちのお子さんが、放課後や休日に過ごすための施設(障がい児の学童のようなもの)です。見学やご利用の際に、「姿勢が崩れる」「転んだりぶつかったりしやすい」「手先が不器用だ」という相談を受けます。そういったお子さんのために、学童とは異なり、日常生活に必要な運動能力の向上を目指しています。「身体を支える力」「持ち上げる力」「ジャンプする力」等の基礎的な力を育むことで、ご家庭や学校で過ごしやすくなることを目指しています。また、集団生活に必要なコミュニケーション能力の向上も、遊びの中でトレーニングを積んでいます。「やりたい」「できた」という子どもたちの想い大切にして、スタッフと共に生き生きとした活動ができるよう、日々取り組んでいます。
3つの特徴
スポーツひろばアクトの特徴は3つの活動「①運動」「②遊び」「③課外活動」
①アクトでは運動を通して、体力や体幹を鍛えるだけではなく、楽しみながら心身の機能を高めていくことを目的としています。特に、サーキット運動のように、「投げる」「跳ぶ」「走る」といった、2つ以上のことを同時に行うことが良いといわれています。脳の前頭葉の中に、運動をコントロールする「運動野」と感情をコントロールする「前頭前野」があるため、身体を動かすことで脳を活性化させ、感情をコントロールする力を養います。
②遊びでは、個別の遊びだけではなく、集団で遊ぶ活動も大切にしています。小学校に入学後、些細なことからトラブルに発展したり、それがきっかけで学校に行きづらくなったということを伺うことがあります。友だちどうしでの喧嘩は起こり得るものですが、解決して楽しく学校生活を送ってほしいと考えています。そのため、アクトの中でルールがある遊びを行い、勝つ喜びや負ける悔しさを経験して、気持ちのコントロールの練習をしています。また、順番を守る、貸し借りをする、声の調整をする等のコミュニケーションのトレーニングをし、アクトの活動を通じて、集団活動の楽しさを知り、学校や社会生活でも楽しめるようになって欲しいと考えています。
③課外活動では、社会見学や収穫狩り等の体験活動を通して、成功体験を積み上げ、見識を深めることを目的としています。土曜日や祝日等の休日を利用して課外活動を行うことで、ご家庭ではできないことを友だちやスタッフと一緒に体験することができます。また実践的なトレーニングとして、実際にお店に行って買い物の練習をしたり、材料を測ってクッキングをしたりしています。小さい時から少しずつ練習し、中学生、高校生になった時に社会経験を積み上げられるよう、取り組んでいます。
放課後等デイサービスとは?
スポーツひろばアクトは、厚生労働省が指定した放課後等デイサービスです。放課後等デイサービスは、支援を必要とする障がいのあるお子さんに対して、学校や家庭とは異なる時間、体験等を通じて、個々の子どもの状況に応じた支援を行います。受給者証を取得した就学児童(小学生~高校生)が、授業の終了後又は休業日に、生活能力の向上のために必要なトレーニングや、社会との交流等を行う場所です。
1日の流れ
平日(例)
14:30 学校まで安全にお迎え
15:00 おやつタイム
15:10 はじまりの会
15:00 個々の課題に合わせた学習(宿題含む)
15:30 運動プログラム
17:30 帰りの会
18:00 ご自宅まで安全に送迎
休日(例)
9:30 順次ご自宅までお迎えに上がります
10:00 個々の課題に合わせた学習(宿題含む)
10:30 はじまりの会
10:40 運動プログラム
12:00 お昼ごはん
13:00 運動プログラムや創作活動・課外活動など
15:00 おやつタイム
15:30 帰りの会
16:00 ご自宅まで安全に送迎
活動内容
運動
体操、ダンス、体幹トレーニング、ミニマラソン、リレー、サーキット運動(ラダー、トランポリン、跳び箱、バランスクッション、平均台、ミニハードル)
遊び
製作遊び、ハンカチ落とし、いす取りゲーム、フルーツバスケット、カードゲーム等
課外活動
社会見学(琵琶湖博物館、消防署、ブルーメの丘、敦賀原子力科学館)
収穫狩り(いちご狩り、みかん狩り、さつまいも掘り)
実践トレーニング(買い物練習、交通機関の練習、レストランでの食事)
スタッフ紹介
子どもたちの成長を、利用者や親御さんと一緒に喜び合える関係を大切にしています
スポーツひろばアクトでは、保育士免許をもったスタッフや、子育て経験のあるスタッフが中心になって、子どもたちの支援を行っています。また、運動プログラム専属の男性スタッフが、療育や学校で行われている体幹トレーニングや運動あそびを導入し、一人ひとりのレベルに合わせて楽しみながら運動しています。
私たちは、安心安全のもと、子どもたちの笑顔を一番に考えて日々取り組んでいます。そのために私たちスタッフは、子どもたちへのお手本になるような笑顔で過ごし、以下のことを大切にしています。
・子どもたちや保護者の皆さんとの信頼関係づくり。
・子どもたちの「やりたい」という想いを大切にし、たくさん褒めて笑顔でいること。
・アクトでの様子を保護者の方にも伝え、情報を共有して子どもたちの成長のために一緒に悩み、考えること。
アクトの中だけでなく、ご家庭や学校でのことも伺いながら、子どもたちの生活により笑顔が増えるよう相談し合い、保護者の皆さんと一緒に喜べる関係になりたいと考えています。
利用者の声
・アクトの中で好きなのは運動です。サーキットでいろんなことができるようになったので、嬉しいです。(T・Nくん)
・レシピゲームというカードゲームが好きです。大きいカードを使ってチームでしているので、「チームで教えてあげてね」と先生が言ってくれます。(A・Sさん)
・アクトにはいろんな先生がいるので、今日は誰がいるのか楽しみにしています。休みの日はいろんな所に行けるので、友だちや先生と一緒に行けるのが楽しいです。(I・Mさん)