アクトNEXT
将来の選択肢を広げるお仕事トレーニング
ワークを用いて、一人ひとりが自分の強みを知るために
一人ひとりのできることを把握し、強みを伸ばすために、ワークを用いたトレーニングを行っています。その一部をご紹介します。
プットイン
型にはめるプットインは、動物のイラストやペットボトルのキャップ、お金のおもちゃ等様々です。お金を自動販売機の穴に入れて、自分の好きなジュースを買うことができるように、コツコツ練習しています。
ピッキング
ピッキングは、たくさんの中から指定されたものをピックアップしていくものです。ペットボトルのキャップを色ごとに仕分けしていくものや、ピンセットを使って指定された色のビーズをとっていく等、難しいものもあります。細かい作業ですが、根気強く行える子にはぴったりの作業です。
ねじはめ、ボールペン組み立て
ボルトとナットを組み立てていく作業や、ばらばらに分解されたボールペンを組み立てていく作業です。指先を使う作業ですが、普段しない分子どもたちは大好きです。今後は更に、ドライバー等の工具を使って組み立てにも挑戦します。
報連相ができるように、コミュニケーションを
ワークをしている中でも、何をするのかわからない時や、部品がたりない、終わったけと次どうすればわからない等、伝えられないことがあります。実際、将来就職した時に困ったことを伝えられることはとても大切です。そのため、私たちは、ワークをする時にも、終わったら報告する、足りない時はスタッフに伝える、わからない時は相談するということを大切にしています。もちろん、初めはスタッフが見て例を示す等の支援を行っています。そして、どんな方法でも意思表示をすることができたり、指示書だけで報告ができるようになったりと、子どもたちは日々成長しています。最近では、「次これ貸して」等、子どもたちどうしで貸し借りの言葉がけをしている姿も見られます。
パソコンが使えることで、選択肢が広がる
ネクストでは、ほぼ全員がパソコンにふれています。まずは、「パソコンを使うのが楽しい」と思ってもらえるように、好きな事を調べています。アニメやゲーム、テレビ番組等、好きなことがパソコンでできるんだということを知ってもらうことからはじめます。
次に、マウスの練習を行っています。マウス一つで地図を動かして、好きなところへ出かけた気分になったり、インターネットをクリックし好きな事を音声入力して調べたりもできます。
そしてタイピングの練習。ホームポジションに指を置き、ブラインドタッチの練習も行います。字を書くのが苦手な子、漢字がなかなか覚えられない子はネクストにもたくさんいますが、タイピングの練習を繰り返し行った結果、ローマ字表を見ながら手紙を打てるようになった子もいます。書くのは苦手だけどパソコンなら・・・という選択肢が増えることが、一番の魅力です。
飲食店のお客様へアメをお配りします
飲食事業も行っている当社ですので、飲食店を訪れてくださったお客様へお渡しするアメをネクストで袋詰めしています。小さな袋にアメを入れ、シールに貼るのですが、その貼り方にズレがないかの検品を行い、ズレていたら手直しをする所まで、子どもたちが行っています。実際、課外活動で自分たちが飲食店に行った際、置いてあるところを見たり、自分たちがもらったりするととても喜んでいて、自己肯定感に繋がっています。