スマイルカレッジ
【自立訓練】将来自らの力で外出をし、行動範囲が広がることを目指して
自立訓練(生活)における移動訓練とは?
湖北圏域で利用できる公共交通機関(電車やバス等)に日時、行先、時間を設定し、スタッフと一緒に乗りに行きます。現在は、月1回(第3火曜日)に実施しています。
移動訓練の目的
この地域では、車での移動が主流となっています。車が運転出来ない方は公共交通機関が移動の手段となるのですが、普段家族の車に乗ることはあっても公共交通機関に乗る機会が少なかったり乗りたいと思っても1人では乗れなかったりと、練習する機会がないのが現状です。そのため、将来生活する中で必要な公共交通機関を使った移動訓練を、自立訓練の一環として練習をしています。
移動訓練では、公共交通機関に慣れることで将来的に自らの力でお出かけや出勤が出来たり、行動する範囲が湖北圏域以外にも広がったりしていく事も目標にしています。
一人で乗り物に乗るために
スタッフが目的地や移動手段等を決め、実際に乗り物に乗りに行きます。バスに乗る時もあれば、JRに乗る時、複数の乗り物に乗る時等、様々です。バスやJRの時刻表の見方や運賃の調べ方、乗り継ぎの時間等、事前に調べる練習も行っています。また、乗る際には運賃を支払う練習や切符を買う練習も行い、将来一人でも安心して乗れるよう繰り返し訓練をしています。乗る場所が変わると電車やバスの時間や行先も変わってくるため、駅だったりバス停だったりと色々な場面を想定しています。
利用者やスタッフの声
利用者の声
・「乗り物に乗るのが苦手なので、練習して慣れたい」
・「色々乗れるようになり、いずれはお出かけしてみたい」
・「乗り物に乗るのは緊張するけど頑張りたい」
・「移動訓練は楽しい」
・「数回練習して慣れてきた」
スタッフの声
・回数を重ね少しずつ慣れてきておられるのがわかります。
・出かけることに自信がついてきている様子が見られています。
・乗り物が苦手だったのが、自分で工夫することが出来るようになられました。