W(ダブル)
障がいのある人が自分のペースで就労し、再就職をめざす事業所
私たちの目的
W(就労継続支援B型)では、障がいのある人が自分のペースで作業できます。もちろん作業することも大切ですが、まずは継続して通所し、生活リズムが安定することを目指します。また、作業は単なる訓練ではなく、作業することを通して成功体験を積み、自信をつけていただくことが大切だと考えています。Wでの訓練で自信がついて「就職を目指したい」等の希望を持てるようになったり、笑顔で過ごしていただけるよう支援しています。
Wの特徴
①安定した仕事
地域の様々な企業から仕事を頂いているのに加えて自社の仕事も依頼されているため、作業の種類が常に豊富で自分に合った作業を選ぶことができます。そのため、無理なく作業を続けることができます。
② 高い工賃
Wはこの地域で1番の工賃の高さを目指しています。当事業所は運営が株式会社のため、地域の様々な企業との関わりがあり、頂いているお仕事は種類も量も多く、工賃も多くお支払いすることができます。
③ 就職を目指せる
訓練で自信がつけば就職を目指すことができます。「就職したい!」という思いがあればWで就職活動することはもちろん、就労移行支援に進むという選択や、当社では障がい者雇用率10%以上を維持しているため、自社雇用も選択肢の一つです。現在、自社雇用している方は飲食店の清掃などをしています。
就労継続支援B型事業所とは?
働きたいけれど、障がいや難病があり一般就労するのが難しいという方が働ける場所です。個人にあったペースで仕事内容や作業量で作業することができます。活動の内容は主に軽作業を行います。作業内容も種類は様々で、得意なことを活かして働くことができます。作業をして工賃をもらいながら、少しずつ働く力が身につきます。利用期間に制限はありません。
活動内容
軽作業中心で、内容や量は1人ひとりのペースに合わせます。
・軽作業(部品組み立て、計量・封入作業、シール貼り、ハンコ押し、マット洗浄など)
・PC業務(データ入力、情報収集、ラベル作成など)
・出向作業
ある一日の流れ
9:00~ 送迎
9:30 朝礼
9:30~12:00 出向作業
(うち15分間休憩)
12:00~13:00 昼休憩
13:00~15:30 軽作業
(うち15分間休憩)
15:00~ 終礼、送迎
スタッフについて
障がい者福祉経験の豊富なスタッフや高齢者介護の経験のあるスタッフ、障がい児福祉に関わっていたスタッフなど、幅広い経験のあるスタッフがそろっています。知識が豊富なので、一人ひとりの障がい特性や苦手なことなどを配慮して支援を行います。利用者の皆さんが安心して通所できるよう、どのスタッフも作業しやすい環境づくりや温かい雰囲気で関わることを大切にしています。
利用者の声
・商品が実際に使用されているところを見る機会があり、わたしたちが作ったものが世の中に出ているのだと、実感しとても感動しました。細かな作業が苦手で、初めは上手くできなかったり、時間がかかったりして、私にできるのだろうかと悩んだ時期もありました。そんな時、職員さんやメンバー(利用者)の皆さんがコツを教えてくださったり、励ましてくださったりと支えていただいたおかげで、今では苦手だった作業も楽しく感じるようになりました。一般就労が少し難しい私にとって、工賃を頂けるのは本当にありがたいことだと思っています。病状が安定したら、A型作業所や障がい雇用枠での就職ができたらと考えています。
・軽作業では、一連の流れと難しい作業を任されており、責任感や達成感を感じております。入所当初はスタッフやメンバーとコミュニケーションが取れずに、自分自身の居場所が作れるか悩みましたが、現在は作業の進め方をスタッフやメンバーと話し合い、自身が慣れている作業については、自分の意見を伝えられるようになりました。